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大学生のみなさん、国民年金どうしてる?加入義務や免除申請について奨学金受給中の母が解説

お金のこと

こんにちは!大学院生の息子を持つ母親です。

息子は現在、奨学金をいただきながら大学院に通っています。

今回記事にするのは、「国民年金」についてです。

息子が20歳になった頃、息子宛に国民年金の加入のお知らせが届いたのですが、奨学金で学費も生活費も工面している状況で、毎月の保険料は正直なところ大きな負担です。

現在お子さんが大学生で、国民年金について悩んでいる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

今日は、国民年金について調べたこと、そして検討していることをシェアしたいと思います。

なぜ大学生も国民年金に加入する必要があるの?

学生だから年金は関係ないと思うかもしれませんが、実は国民年金は日本に住む20歳以上60歳未満の全ての人に加入が義務付けられています(国民年金法第7条)。

学生もこの例外ではありません。

将来、私たちが安心して老後を迎えるための大切な制度ですが、学生にとって毎月の保険料はやはり大きな負担ですよね。

学生納付特例制度という救済措置

そこで知っておきたいのが「学生納付特例制度」です。

これは、学生で収入が少ない場合に、国民年金保険料の納付を猶予してもらえる制度です。

学生納付特例制度の「学生」とは、大学生(大学院生)、短期大学生、高校生、専門学校生や特別支援学校、専修学校、各種学校、さらには一部の海外大学の日本キャンパスに通っている人を指します。

夜間・定時制課程や通信課程の学生も含まれています。

学生納付特例の対象となる所得基準は、「前年の所得が特定の金額以下である学生」と定められています。

この金額は128万円に扶養親族の数に応じた38万円を加え、さらに社会保険料控除なども考慮されます。

保険料の納付が猶予される

 在学中の保険料の支払いが免除されるため、経済的な負担が軽減されます。

将来の年金受給資格期間に算入される

保険料を納付していなくても、将来年金を受け取るための資格期間としてカウントされます。

ちなみに、年金加入期間が10年以上であれば、受給資格が満たされます。

追納も可能

経済的に余裕ができたら、猶予されていた保険料を追納することができます。

これにより、将来の年金額を減らすことなく済む場合があります。

学生納付特例のデメリット

将来の年金額が減る可能性がある

保険料を納付しない期間は、将来受け取れる年金額に反映されません。

追納しなかった場合は、その期間分の年金額が減額されます。

障害基礎年金などが受け取れない場合がある

万が一、在学中に病気やケガで障害が残ってしまった場合、保険料の未納期間があると障害基礎年金が受け取れないことがあります。

奨学金をもらっている大学生は?

奨学金は学費や生活費を援助してくれる大変ありがたい制度ですが、国民年金の保険料が自動的に免除されるわけではありません。

奨学金を受けている場合でも、学生納付特例制度の申請が必要になります。

息子の場合も、奨学金をいただいている状況を考慮して、学生納付特例を申請しています。

学生納付特例の申請方法

学生納付特例の申請は、以下のいずれかの方法で行うことができます。

在学している学校を通じて申請

 学校によっては、国民年金保険料学生納付特例申請書が用意されている場合があります。学校の窓口で確認してみましょう。

お住まいの市区町村の国民年金担当窓口で申請

必要な書類を持参して、窓口で手続きを行います。

郵送で申請

我が家は、書類が届いたので必要事項を記載して郵送しました。

書類が届かなかったり、紛失した場合は、日本年金機構のウェブサイトから申請書をダウンロードできます。

電子申請(マイナポータル)

 マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナポータルからオンラインで申請することも可能です。

申請に必要なもの(一般的な例)

  • 国民年金保険料学生納付特例申請書
  • 学生証または在学証明書(コピー可の場合あり)
  • マイナンバーカードまたは基礎年金番号通知書
  • 印鑑(窓口申請の場合)

詳しくは、日本年金機構のウェブサイトで確認するか、お近くの年金事務所・市区町村の国民年金担当窓口にお問い合わせください。

親としてできること

親として、まずは国民年金制度の仕組みや学生納付特例制度について、お子さんと一緒に話し合うことが大切だと思います。

「将来のために大切な制度であること」「経済的に厳しい場合は猶予できる制度があること」などを伝え、お子さん自身が納得して手続きを進められるようにサポートしてあげましょう。

また、お子さんの経済状況を把握し、必要であれば申請に必要な書類の準備を手伝ったり、一緒に窓口へ行ったりすることも考えてあげたいですね。

まとめ

大学生の国民年金は、学生納付特例制度を利用することで、在学中の保険料納付の負担を軽減することができます。

奨学金を受けている場合でも、忘れずに申請を行うことが大切です。

今回のブログが、同じように悩む親御さんの少しでもお役に立てれば幸いです。

私たち親子も、しっかりと制度を理解し、将来に向けて最善の選択をしていきたいと思います。


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