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着付け師になるには資格が必要?具体的なスキルとステップを解説!

きもの

着付け師になるにはどうすればいいか悩んでいる方へ。

着付け師とは、着物を美しく着せる職人です。

着物を通して、多くの人を笑顔にすることができる素晴らしい仕事です。

しかし、いざ着付け師を目指そうと思っても、何から始めればいいのか、どんなことを勉強すればいいのか多くの疑問があると思います。

そこで、今回は、着付け師の資格や仕事内容、私の体験談と着付け師のメリット・デメリットについて解説していきます。

着付け師になるにはどんな資格がいい?

着付けを仕事にするために、特別な資格は必ずしも必要ではないことを最初にお伝えいたします。

着付けの技術を持っていれば、着付け師としての仕事をすることが可能です。

しかし、資格を持っていることで、お客様は安心して着付けを依頼することができます。

一定の技術レベルがあることの証明になります。

着付けの資格は、大きく分けて2種類あります。

民間資格

着付け教室で取得する資格です。

着付け教室や協会独自の認定資格があります。

私が通っている着付け教室は「3級」「2級」「1級」「助教授」「教授」があります。

まずは自装(自分で着物を着ること)から始め、カリキュラムを進めていくと最終的には花嫁着付けまで習うことができます。

国家技能検定の着付け技能士

国家技能検定は、他人に着物を着付ける技術を評価する検定です。

一般社団法人全日本着付け技能センターが、厚生労働大臣から指定を受けて実施しています。

この資格は「1級」と「2級」があり、取得するためには「学科試験」と「実技試験」に合格しなければなりません。

国家技能検定の難易度

検定内容は、学科試験に合格できたら、実技試験を受けることができます。

  • 2級 学科試験 100点満点中60点以上で合格。

    実技試験 100点満点中60点以上で合格。

    合格率は80%以上で比較的合格しやすい資格だと思います。

  • 1級 学科試験 100点満点中70点以上で合格。

    実技試験 100点満点中70点以上で合格。

   合格率は50%を切るときもあり、2級と違い難易度は高い方だと思います。

国家技能検定を取得できれば、着付け師のキャリアステップになります。 

着付け師になるための3つの方法

着付け師になるための方法は、大きく分けて3つの方法があります。

ご自身の状況や目標に合わせて最適な方法を選びましょう。

美容専門学校の専門課程に入学

美容学校では、着付けだけでなく、ヘアメイク、ネイル、エステなど幅広い分野を学ぶことができます。

ヘアメイクと着付けを学ぶとトータルでお仕度できるようになるので非常に強力なスキルを身に着けることができます。

地域の着付け教室に入校

地域の着付け教室は、自宅から通いやすく仕事をしながら着付けを学べます。

マンツーマンで講師との距離が近く、よりきめ細かい指導を受けることができます。

美容専門学校に比べて、費用を抑えることができます。

また、必要な部分だけを重点的に学ぶことができるため、無駄な費用を抑えることができます。

オンライン講座で受講

最近では、オンライン講座が増えており、インターネット環境が整えば、自宅で着付けを学ぶことができるようになりました。

自宅にいながら自分のペースで学習ができるため、忙しい方でも無理なく続けられます。

着付け技能士の資格取得に特化した講座も多くなっていて、様々なレベルや目的に合わせたコースが豊富に用意されています。

地方で着付け教室を探すのが難しい場合は、オンライン講座を利用するのも良い選択肢ではないでしょうか。

便利な時代になりましたね。

着付け師の仕事

着付け師は、着物を美しく着せることが仕事です。

その仕事は、慶事から弔事まで多岐にわたります。

着付け師の年収

 正社員 平均年収:おおよそ220万円~280万円

 アルバイトやパート:時給1,000円~1,500円

 その他(フリーランス):イベントやシーズンで収入増減あり。(経験や技術に応じて収入上昇)

 着付け師の求人は多い?

着付け師の求人状況は繁忙期に集中します。

七五三や成人式の時期は、繁忙期になります。

この時期に求人を探すと、多くの募集が見つかります。

一番多い雇用形態はアルバイトやパートです。

着付けをメイン業務とする正社員の求人は、それほど多くありません。

ただし、呉服店やブライダル関連の着物を取り扱う企業で、着付けのスキルを活かせる求人がみられることがあります。

着付け師が活躍できる分野

着付け師として働ける分野は、全体的に着物を取り扱うところです。

呉服店、ブライダル業界、美容室、写真館、イベント会場、ホテル、観光地の着物レンタルショップなど多様です。

また、フリーランスとして出張着付けを行うことも可能です。

着付け師になった私の体験談

最初のきっかけは、自分で着物が着たかったことから、着付け教室に通い始めたことです。

入学式や卒業式に着物を着ていけることが嬉しくて、着付け教室に通うことで新しい趣味ができたように感じました。

カリキュラムが進むにつれて、着物を着せる技術を学びさらに楽しくなりました。

最初は家族に着付けをしていましたが、次第に着付け教室から派遣されて写真スタジオや美容室での仕事も始めました。

実績を積むことで、個人的な依頼も受けられるようになり繁忙期に着付け師として副業しています。

着付け師の3つのメリット

1.着付けができる人材が少ない

近年では、着物を着る際に着付け師が欠かせない存在となっています。

以前は、家族や近所の人が着せてくれることが多かったようですが、最近ではそういった人が少なくなってきました。

そのため、着付け師の需要が高まっています。

特に結婚式や成人式などの特別なイベントでの利用が目立ちます。

美容学校では着付けを学ぶことが一般的になっていますが、男性の美容師も増えており、美容室での着付け師の需要も増加しています。

2 着付けのスキルは一生涯

着付けの技術は専門職だと感じています。

周囲を見回しても、着物を着せることができる人はあまりいません。

そのため、着付けができることは大きなアドバンテージとなり、一生涯のスキルとして活かせると思います。

3. 働き方が柔軟

着付け師としてフルタイムで働いている方もいますが、副業やフリーランスで活動している方が多いのも事実です。

私自身も会社員として働きながら、秋から冬にかけて着付けの副業を行っています。

子育て中の私には、この働き方がぴったりで、プライベートも楽しむことができています。

着付け師のデメリットや注意点3つ

1. 着付けは体力勝負

着付けは予想以上に体力を消耗します。

成人式や七五三など、たくさんの着付けをする日は、長時間立ち続けて動き回ることになります。

私は真冬でも半袖で汗をかきながら着付けをしています。

着付けの技術は一生涯使えるスキルですが、体力が求められるため、普段から体調管理や運動をしっかり行うことが大切です。

2. 美しく着付ける技術が求められるためプレッシャーが大きい

着物を着せる技術だけではなく、美しく着せることが着付け師にとっての大切な役割です。着付け師にとっては多くの依頼の中の一つかもしれませんが、お嬢様にとっては特別な日です。

お金を支払って着付けをお願いされる以上、プロとして美しく、そして着崩れしないように着物を整えることが求められます。

これは非常に大きなプレッシャーを伴う仕事であり、日々の練習は欠かせません。

3. 柔軟性が必要

お客様の体格や体型は本当に多様です。

標準的な体型の方だけでなく、ぽっちゃりした方や背の高い方、肩幅が広い方など、さまざまな体型に合わせる必要があります。

柔軟に対応することで、どの体型の方にも美しく着物を着ていただけるようにすることが大切です。

また、着物の小物は、種類や素材が様々です。

それぞれのお客様がもってこられた小物で着付けをする必要があります。

状況に応じて臨機応変に対応できる柔軟性が求められます。

まとめ

着付け師になるためには資格は必要ありません。

ですが、資格を持っていると就職に有利になります。

着付けの資格には、民間資格と国家資格があります。

・民間資格 着付け教室や協会の独自の資格

・国家資格 着付け技能士 1級、2級

着付技術を習得するためには、美容専門学校、着付け教室、オンライン講座で学べます。

着付け師の仕事は、これからもなくなることはありません。(ハズです。。。)

働き方も柔軟で、身につけておけば一生モノのスキルです。

興味があれば、一歩踏み出しませんか。

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